「俳句を作ろう」の学習をパワーポイントを活用して行った。

第１時では、秋を感じたできごとや心を動かされたできごとを思い出し、言葉を広げていく活動をした。マインドマップを使って、情景や場面を連想して言葉・表現を増やしていった。

このとき、できごとが中々思い出せない子には、先に季語を調べさせ、季語からできごとを思い出させるようにすると、多くの子が書き出せていた。

できごとがすんなり思い出せる子には、自分の言葉や表現したいことに合った季語を探すように指示した。

第２時では、「五・七・五」の音に合う言葉を選び、リズムや響きを意識させて俳句作りをした。パワーポイントのスライドマスター機能で、俳句の枠を作り、子どもたちの創作意欲を掻き立てるしかけを作っておいた。

第３時で、自分の俳句に合った写真を選んで貼り付け、解説を書かせた。子どもたちは、それぞれ俳句に込めた思いやその時の気持ちを分かりやすく表現していた。（写真２〜６枚目）

最後にお互いの俳句を見合い、観点に沿ってよりよい俳句を比較・検討した。手軽にアンケート集計ができるアプリ（Forms）を使って、１人３つの作品を選んで投票し、俳句大賞を決めた。

子どもたちは、「どの作品もいいなぁ」と互いの作品を認め合いながらも、よりよい俳句を真剣に選んでいた。観点に沿ってよりよい俳句を選ぶ活動によって、ただ作って終わりではなく、みんなで学び合い理解を深めることにつながったと感じている。